マンマ・ミーア! [DVD] [音楽]
【ハリウッド製ABBAミュージックビデオ】
ティナ・ターナーもローリング・ストーンズもまだやってんのに、ABBAだけは帰ってこない。もうABBAは見られない。そこでABBAカバー・バンドだのミュージカルだのが次々と出てくるのだけど、この映画版はその中でも最高のABBA代替品でしょう。
だからこれはABBAの曲を楽しむ為のもの。コンサートが観られない変わりに観るもの。そういうもんだと思って観る分には悪くないのだろうけど、ちゃんとした映画として観ようとすると、どうしてもストーリーの貧弱さ、テキトーさが気になってしまう。ポジティブなメッセージ性とか人生賛歌とかそんなたいしたもんじゃない。たぶん明るいギリシアの風景とABBAの曲のパワーがそう思わせるのかもしれないけど。
「おばさんたちがはしゃいでて気持ち悪い」とか書いている、他のレビュアーの方々の言いたい事もなんとなくわかります。セックス&ザ・シティもそうだけど、やってることは女も男と同じ。男より女のほうが高潔なんてことはないわけで、だから悪いってことはないけれど、それを女にとっての本当のエンパワーメントみたいに言うのはちと違うだろう、と。
「年上の男と年下の女」というよくある組み合わせを、女性パワーの映画だから、と「年上の女と年下の男(TanyaとPepper)」へ単純に逆転させて、逆の意味でありがちというか何のひねりもない話になってはずしていて、下品です。せめて「昼下がりの情事」のゲイリー・クーパーとオードリー・ヘップバーンの「年上の男、年下の女」カップルのような上品さが欲しかった。
最大の見所はピアース・ブロスナンの熱唱場面でしょうか。結構ぎりぎり(本当は多分ミュージカルとか出ちゃいけないレベル)で、聴いていていつ音程をはずすかとハラハラドキドキの連続でした。
だからこれはABBAの曲を楽しむ為のもの。コンサートが観られない変わりに観るもの。そういうもんだと思って観る分には悪くないのだろうけど、ちゃんとした映画として観ようとすると、どうしてもストーリーの貧弱さ、テキトーさが気になってしまう。ポジティブなメッセージ性とか人生賛歌とかそんなたいしたもんじゃない。たぶん明るいギリシアの風景とABBAの曲のパワーがそう思わせるのかもしれないけど。
「おばさんたちがはしゃいでて気持ち悪い」とか書いている、他のレビュアーの方々の言いたい事もなんとなくわかります。セックス&ザ・シティもそうだけど、やってることは女も男と同じ。男より女のほうが高潔なんてことはないわけで、だから悪いってことはないけれど、それを女にとっての本当のエンパワーメントみたいに言うのはちと違うだろう、と。
「年上の男と年下の女」というよくある組み合わせを、女性パワーの映画だから、と「年上の女と年下の男(TanyaとPepper)」へ単純に逆転させて、逆の意味でありがちというか何のひねりもない話になってはずしていて、下品です。せめて「昼下がりの情事」のゲイリー・クーパーとオードリー・ヘップバーンの「年上の男、年下の女」カップルのような上品さが欲しかった。
最大の見所はピアース・ブロスナンの熱唱場面でしょうか。結構ぎりぎり(本当は多分ミュージカルとか出ちゃいけないレベル)で、聴いていていつ音程をはずすかとハラハラドキドキの連続でした。
2009-06-07 00:01
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